最近、なんだかツイてない…体調を崩しやすくなったり、人間関係や仕事で小さなトラブルが続いたり。「もしかして厄年かも?」と感じたことはありませんか?そんなときこそ、気持ちを切り替える意味でも“厄除け神社”を訪れてみるのがおすすめです。
千年の都・京都には、古くから人々の不安や災いを祓ってきた由緒正しい神社がたくさんあります。今回はその中でも、厄年の参拝先として人気があり「ご利益がある」「効果を感じた」と話題の神社を10社厳選しました。観光の合間にも立ち寄りやすいスポットが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。
京都の厄除け神社10選
1. 石清水八幡宮(八幡市)

石清水八幡宮は、平安時代の860年に創建され、京都三大八幡のひとつに数えられる国家鎮護の神社です。応神天皇を主祭神とし、厄除け・勝運・家内安全などのご利益があるとされています。かつては朝廷や武士からの信仰も厚く、特に源氏の氏神として有名です。
厄除け神事として「厄除開運大祭」が毎年節分の時期に行われ、厄年の参拝者で賑わいます。山上にある本殿へはケーブルカーでもアクセス可能で、自然豊かな境内の空気を吸いながら、身も心も清めることができます。京都市内から少し足を伸ばす価値のある、強力な厄除けスポットです。
2. 吉田神社(京都市左京区)

吉田神社は、貞観元年(859年)に藤原山蔭によって創建された歴史ある神社で、平安京の鎮守社として重要な役割を果たしてきました。特に厄除けの神として古くから厚く信仰されており、節分祭には毎年数十万人が訪れる京都屈指の厄除け神社です。
境内は厳かな空気に包まれ、落ち着いた雰囲気で参拝ができます。毎年2月の節分祭では、全国的にも有名な「追儺式(ついなしき)」が行われ、鬼やらいによる厄祓いの儀式が大変人気。厄年でなくとも一度は訪れてみたい神社のひとつです。
3. 壬生寺(京都市中京区)

壬生寺は、律宗の寺院で991年に創建されたと伝わる古刹です。本尊は地蔵菩薩で、厄除け・無病息災・家内安全のご利益があるとされています。毎年2月の節分会では、壬生狂言と呼ばれる無言劇と厄除けの行事がセットで行われ、京都の冬の風物詩となっています。
壬生寺は新選組ゆかりの地としても知られ、多くの歴史ファンが訪れますが、実は強力な厄除けスポットでもあります。厄年に合わせて護摩供や特別祈祷も行われており、町中にありながらも静けさを保つ寺院として、心を落ち着けたい方にぴったりです。
4. 八坂神社(京都市東山区)

祇園の中心に位置する八坂神社は、厄除け・疫病退散の神社として知られ、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を主祭神としています。創建は平安時代より前の656年とされ、全国にある八坂神社の総本社としての格式を誇ります。
毎年の「祇園祭」は疫病退散を願う祭りとして有名で、古来より厄災を遠ざける神事が行われてきました。境内には美容や縁結びにご利益がある社もあり、女性参拝者にも人気。観光地としても名高い場所ですが、厄除け祈願にも本格的に対応しており、祈祷も丁寧で安心です。
5. 今宮神社(京都市北区)

「玉の輿神社」とも呼ばれる今宮神社は、厄除け・健康長寿・玉の輿のご利益があるとされる神社です。平安時代中期に創建され、疫病退散や悪霊払いのために御霊を祀ったことが起源とされています。
特に「やすらい祭」は無病息災を願う伝統行事として有名で、地域とのつながりを大切にした神社です。境内にある「あぶり餅」の名店も名物で、参拝後に甘味で癒されるのも魅力のひとつ。厄年に限らず、何かを断ち切りたい・前に進みたい方におすすめの神社です。
6. 城南宮(京都市伏見区)

城南宮は、平安京遷都と同時に都の南を守る神として創建された古社で、方除・厄除けにご利益があることで有名です。古来より「方位の災いを祓う神」として信仰され、家の新築や引越し、転職・人生の転機にも多くの人が参拝に訪れます。
毎年2月に行われる「厄除大祭」では、多くの厄年の参拝者が訪れ、丁寧な祈祷を受けることができます。また、庭園「楽水苑」は四季折々の花が美しく、厄を祓ったあとに心も癒される空間です。東西南北の災いをすべて清めたい方におすすめの神社です。
7. 御香宮神社(京都市伏見区)

御香宮神社は、862年に創建されたとされる神社で、かつて境内から香り高い水が湧いたことからその名がついたと伝えられています。主祭神は神功皇后で、安産や病気平癒、そして厄除けのご利益があるとされています。
特に「厄除開運の御守り」は多くの参拝者に人気で、厄年を迎えた方や節目を感じる方におすすめです。社殿は桃山時代の建築様式が色濃く残り、文化財としても見ごたえがあります。伏見稲荷からのアクセスも良く、観光と厄除けを兼ねて立ち寄るのにぴったりの神社です。
8. 平安神宮(京都市左京区)

明治時代に創建された平安神宮は、比較的新しい神社ながら、京都を代表する厄除け・開運スポットとして親しまれています。平安京の始まりを象徴する桓武天皇と、幕末の混乱を収めた孝明天皇を祭神として祀っています。
特に大鳥居と社殿のスケール感が圧巻で、「人生を大きく動かしたいとき」に訪れる参拝者も多いのが特徴です。厄除け祈願は随時受付されており、清らかな神苑を歩くだけでも浄化された気持ちになります。人生の再スタートを切りたいときにぴったりの神社です。
9. わら天神宮(京都市北区)

「わら天神」の名で親しまれる敷地神社は、安産祈願の神社として有名ですが、厄除けや病気平癒のご利益も古くから伝わっています。平安時代に創建され、祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。火難除けや女性の守護神としても信仰を集めています。
境内では「わら入り御守」が授与され、わらの本数や状態で運勢を占う習わしもあり、女性を中心に多くの参拝者が訪れます。厄年の方が静かに祈りを捧げるのにも適しており、穏やかな空気が流れる神社です。金閣寺からも近く、参拝しやすい立地も魅力です。
10. 藤森神社(京都市伏見区)

藤森神社は、神功皇后の時代に創建されたとされる非常に古い神社で、学問・武運・厄除けに強いご利益を持つとされています。かつて武将たちが戦勝祈願に訪れたことでも知られ、「勝運の神」として現代でも信仰を集めています。
特に「菖蒲の節句」には厄除けや健康を祈願する行事が行われ、厄年の方や家族連れに人気です。競馬関係者からも崇敬されており、勝負事に強い神社として知られています。厄を祓い、運気を切り開きたいときに心強い味方となってくれる場所です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
京都には千年以上の歴史と信仰を誇る厄除け神社が数多く存在し、どの神社にもそれぞれのご利益や魅力があります。厄年にあたる方はもちろん、「最近ついてないな…」と感じている方も、今回ご紹介した神社に足を運んで、心を整える時間を持ってみてはいかがでしょうか。本サイトでは京都だけでなく、日本各地の神社や文化も多数紹介しています。ぜひ他の記事もあわせてご覧ください!
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