最近なんだかツイていない…そう感じるとき、それは厄年の影響かもしれません。体調不良や人間関係のトラブル、小さなミスの連続など、運気が低迷しているときは、古くから厄除けのご利益で知られる神社を訪れてみるのがおすすめです。
東北地方には、豊かな自然とともに長い歴史を紡いできた由緒ある神社が多数あり、厄除けや開運祈願で多くの参拝者を集めています。今回はその中でも「効果があった」と評判の厄除け神社を厳選して10社ご紹介します。旅行やドライブの途中にも立ち寄れる場所が多いので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
東北の厄除け神社10選
1. 大崎八幡宮(宮城県仙台市)

国宝に指定されている大崎八幡宮は、1607年に伊達政宗によって創建されたと伝わる、仙台の総鎮守です。主祭神は応神天皇で、厄除け・勝運・家内安全などのご利益があるとされています。
特に年始の「厄除け祈祷」では多くの参拝者が訪れ、厳かな本殿での儀式が人気です。境内は自然に囲まれた落ち着いた空間で、心を静めるのにぴったり。仙台中心部からのアクセスも良好で、観光や仕事帰りにも立ち寄れる利便性も魅力のひとつです。
2. 鳥海山大物忌神社(山形県遊佐町)

鳥海山を御神体とする大物忌神社は、東北屈指の霊峰信仰の中心地であり、災難除けや厄払いのご利益で知られています。創建は奈良時代以前ともされ、古くから出羽国の一宮として厚い信仰を集めてきました。
境内には荘厳な社殿とともに清浄な空気が漂い、厄を払いたいときに訪れたくなる空間です。登拝によるご利益を感じる人も多く、人生の節目に新しい一歩を踏み出したい方におすすめ。自然と神仏の力が交差する、まさに“力のある”神社です。
3. 山寺 立石寺(山形県山形市)

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な松尾芭蕉の句にも詠まれた立石寺(りっしゃくじ)は、正式には宝珠山立石寺といい、860年に創建された天台宗の古刹です。厄除け・心願成就・開運のご利益があるとされています。
山の斜面に点在する堂塔へ続く約1000段の石段は、まるで自身の“業”を一段一段祓っていくような感覚を得られると評判。登りきった先の絶景とともに、心が洗われるような体験が待っています。肉体と精神の両面からの厄除けを体験できる特別な場所です。
4. 盛岡八幡宮(岩手県盛岡市)

盛岡八幡宮は、延宝8年(1680年)に盛岡藩主・南部重信によって創建された神社で、地域の総鎮守として厚く信仰されています。主祭神は誉田別命で、厄除け・安産・学業成就のご利益があるとされています。
例年、厄除け祈願の参拝者が非常に多く、特に節分時期には特別祈祷が盛大に行われます。境内には複数の末社があり、健康運や縁結びなど幅広いお願い事に対応しているのも特徴。盛岡観光と併せて立ち寄りたい、頼りになる神社です。
5. 鹽竈神社(宮城県塩竈市)

鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、創建不詳ながら古くから東北地方の海の守護神として信仰され、現在も厄除け・無病息災・交通安全の神様として知られています。特に主祭神・塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)は導きの神として信仰を集めています。
境内にそびえる「表坂」の急な階段は、人生の困難を登り切る象徴とも言われ、厄年や転機を迎えた人にとって特別な意味を持ちます。社殿は国の重要文化財にも指定されており、格式と霊力を感じさせる神社です。
6. 藤崎八幡宮(青森県弘前市)

藤崎八幡宮は、青森県弘前市に鎮座する由緒ある神社で、坂上田村麻呂による創建と伝えられています。主祭神は誉田別命(応神天皇)で、厄除け・家内安全・五穀豊穣の神として信仰されています。
例年行われる「藤崎八幡宮例祭」は、ねぷたと並ぶ弘前の伝統行事で、厄除けの神事としての側面も持っています。境内は落ち着いた雰囲気で、弘前城や観光地とも近く、日常の中で立ち寄れる身近な厄除けスポット。地元の人々から厚く信仰され、人生の節目に訪れる人が後を絶ちません。
7. 志和稲荷神社(岩手県紫波町)

志和稲荷神社は、岩手県を代表する稲荷神社のひとつで、創建は天平9年(737年)と伝えられる非常に歴史ある神社です。主祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)で、五穀豊穣・商売繁盛・厄除けにご利益があります。
厄年にあたる人の参拝が多く、特に正月や節分には「厄除け祈願祭」が行われ、多くの参拝者で賑わいます。赤い鳥居が立ち並ぶ参道は圧巻で、非日常感の中で厄を祓う時間が過ごせます。自然と調和した美しい境内は、心の疲れを癒し、運気を整えてくれる力強い場所です。
8. 三吉神社(秋田県秋田市)

三吉神社は、秋田県秋田市の総鎮守であり、勝運・厄除け・開運のご利益がある神社です。創建は鎌倉時代とされ、山岳信仰の対象でもある「太平山三吉霊神(さんきちれいじん)」を主祭神に祀ります。
厄年の祈願においては「勝ち守」や「勝運厄除け祈祷」が人気で、「自分に打ち勝つ」「困難を超える」力を与えてくれる神社として、スポーツ選手や受験生にも厚く信仰されています。赤い社殿と澄んだ空気に包まれながら、力強く前進する勇気をもらえる神社です。
9. 熊野大社(山形県南陽市)

「東北のお伊勢さま」と称される熊野大社は、出羽国三熊野の筆頭に位置する神社で、主祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊です。創建は不詳ですが、飛鳥時代にはすでに祀られていたとされる長い歴史を誇ります。
厄除け・縁結び・家庭円満などのご利益があり、特に厄年の祈祷は丁寧で評判。3つのウサギ像を探す“願掛け”の習わしもあり、楽しみながら参拝できるのも魅力です。木々に囲まれた神域の清らかさと格式ある社殿が心を落ち着かせてくれる、東北有数のパワースポットです。
10. 青葉神社(宮城県仙台市)

青葉神社は、伊達政宗公を祀る神社で、開運・厄除け・成功祈願などにご利益があるとされる、仙台市内の静かな名所です。明治7年に創建され、政宗公の霊を鎮め、地域を守る神社として信仰されてきました。
厄年には「開運厄除け祈願」が行われ、仕事や家庭、人生の転機に立ち向かう人々にとって心強い存在となっています。緑に囲まれた境内は静けさに満ち、都会にいながらも心を整えるには最適な環境。伊達家ゆかりの力強い神社で、新たな一歩を踏み出す勇気を授かりましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
東北には、大自然の中で長い歴史とともに信仰されてきた厄除け神社が数多く存在します。静かな環境で心を整えたい方や、不運を断ち切りたい厄年の方にとって、今回ご紹介した神社はいずれも頼れる存在です。ぜひ自分に合った神社を選んで、心と体をリセットする時間をつくってみてください。本サイトでは東北をはじめ、全国の神社や文化についても多数紹介していますので、他の記事もぜひご覧ください。
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