「職場のあの人ともう関わりたくない」「顔を見るだけでストレスが溜まる」――そう感じてしまうことは決して珍しいことではありません。
仕事だからと我慢を続けて心がすり減ってしまう前に、自分を守るための行動を考えてみませんか?
今回は、古来から伝わる“縁切り”の方法をもとに、現代でも実践できる手段を紹介していきます。
おまじないや呪文、言霊の力に加え、縁切り神社・パワーストーン・護符など、精神的な支えとして活用できる方法をまとめました。
職場での人間関係に悩んでいる方は、どうか自分自身の心の平穏のために、ひとつの選択肢として参考にしてみてください。
職場で嫌な人を縁切りしたいと思うのは“逃げ”ではありません
「社会人なのに我慢できないなんて情けない…」「仕事だから仕方ない」――そんなふうに自分を責めていませんか?
けれど、誰かとの関係に苦しんで、毎日がつらくなってしまうようなら、それはもう“限界サイン”です。
職場で嫌な人との縁を切りたいと思うのは、決して悪いことではありません。むしろ、自分の心を守るために必要な自然な反応です。
無理に笑顔を作り続けていると、仕事へのモチベーションだけでなく、健康や人間関係にも影響が出てしまうこともあります。
「縁を切る=物理的に離れる」だけでなく、「心の中で距離をとる」ことも立派な自衛手段です。
自分の心に余裕を取り戻すためにも、まずは“縁を緩める”方法を知ることから始めてみてください。
まじないで悪縁を断ち切る方法
おまじない
ここでは、身近な道具を使って簡単に実践できる縁切りのおまじないをご紹介します。日々の暮らしの中で試しやすく、心を整理するきっかけとしても役立ちます。
青いペンのおまじない

相手の存在を“心から消す”ことを象徴するおまじない。書いて塗りつぶし、破って捨てるという流れに意味があります。 相手の存在を“心から消す”ことを象徴するおまじない。書いて塗りつぶし、破って捨てるという流れに意味があります。
- 紙に縁を切りたい相手のフルネームを書く。
- 青いペンで名前が見えなくなるまで塗りつぶす。
- 「○○さん、嫌なお役目ありがとうございました。次は笑顔で会いましょう」と唱える。
- 紙を破ってゴミ箱に捨てる。
トイレットペーパーのおまじない

物理的に“水に流す”という行動で、関係を過去に変えるシンプルながら効果的な方法です。 物理的に“水に流す”という行動で、関係を過去に変えるシンプルながら効果的な方法です。
- トイレットペーパーに相手の名前を書く。
- 1ロール使い切りながら流す。
- 「悪縁も一緒に流れますように」と唱える。
ボンドのおまじない

縁を断ち切るだけでなく、再接触も封じるようなイメージで行う強力まじないです。
- 紙に名前と「縁切り」と書く
- 細かく切り刻む
- ボンドで貼り合わせ、封印するように燃えるごみとして処分
ホッチキス封印のおまじない

名前を封印して少しずつ遠ざけ、最後に破棄するという儀式的なおまじない。継続する意志がポイントです。 名前を封印して少しずつ遠ざけ、最後に破棄するという儀式的なおまじない。継続する意志がポイントです。
- 紙10枚とペン、ホッチキスを用意。
- 全てに相手の名前を書き、交互に重ねる。
- 5日かけて角をホッチキスで留める。
- 最後に紙を破り細かくして処分。
にんじんのおまじない

にんじんを“相手の象徴”として扱い、切って食べることで相手との関係を消化・昇華させるイメージです。 にんじんを“相手の象徴”として扱い、切って食べることで相手との関係を消化・昇華させるイメージです。
- にんじんに相手の名前を針で刻む。
- 細かく刻み、その日のうちに料理に使い食べる。
- 心の中で「ありがとう」と念じながら消化する。
呪文
続いて呪文での縁切りする方法について紹介していきます。
アブラカタブラ

この呪文は古代より魔除けの言葉として使われ、あらゆる悪縁を断ち切ると信じられています。相手を思い浮かべながら、「アブラカタブラ」と唱えることで、心と空間の浄化が進みます。
おすすめのタイミング 相手と接してイライラしたときや、強く心を乱されたときに唱えるのが効果的です。**:相手と接してイライラしたときや、強く心を乱されたときに。
観世音(かんぜおん)

観音菩薩の慈悲の力にすがるこの呪文は、相手に対する怒りや苦しみを和らげる効果があります。「観世音」と静かに唱えることで、自分の心を整え、穏やかな関係に導く助けとなります。
おすすめのタイミング 心を落ち着かせたいときや、相手を許したいと感じた瞬間に唱えると心が軽くなります。**:心を落ち着かせたいときや、相手を許したいと感じた瞬間に。
マリネ・カムラ

悪縁を断ち、今後の人生に悪い縁を寄せ付けないようにする力がある呪文です。毎晩寝る前に10回唱えることで、心の浄化と防御が行われるとされます。
おすすめのタイミング 就寝前に毎日の習慣として唱えることで、徐々に心と環境が整っていきます。**:就寝前、日常的な習慣として取り入れるのが効果的です。
嫌な人がいなくなる言葉
以下の言葉は、ネガティブな感情を浄化し、心の状態を整える“言霊”です。それぞれの言葉には背景となる考え方と、効果的なタイミングがあります。
○○さん、必要な学びをありがとうございました
嫌な人との関係には、自分が成長するための“学び”が隠れていることがあります。たとえ不快な存在だったとしても、その人がいたからこそ得られた気づきや経験があると考えることで、怒りや執着がやわらいでいきます。 この言葉を唱えることで、過去の関係を肯定的に整理し、次の一歩を踏み出すきっかけになります。
おすすめのタイミング:強い怒りや憎しみを感じた直後。強い怒りや憎しみを感じた直後。
○○さんとの出会いに感謝します
たとえ苦しい関係だったとしても、「出会いそのもの」に感謝することで、過去を客観的に受け止める力が育まれます。感謝の気持ちはネガティブな感情を中和し、自分自身の心を穏やかに整える効果があります。 この言葉は、相手を許すというより、過去を前向きに捉え直すための一歩として使えます。
おすすめのタイミング:関係を見つめ直したいとき、気持ちを切り替えたい朝に。関係を見つめ直したいとき、気持ちを切り替えたい朝に。
○○さんと出会えて幸せでした
この言葉は、ネガティブな記憶すら「幸せだった」と言葉にして昇華する力を持ちます。許せない相手であっても、そう唱えることで気持ちの整理が進み、心の重荷が軽くなります。 執着を手放すきっかけとなり、前向きな気持ちを取り戻せるはずです。
おすすめのタイミング:思い出したとき、過去にとらわれそうになったときに。思い出したとき、過去にとらわれそうになったときに。
素晴らしい出会いが増えました
この言葉は、「嫌な人」ではなく「良い出会い」に焦点を当てるための前向きな宣言です。意識が未来の良縁に向くことで、あなたの波動も変わり、現実に新たなご縁が引き寄せられていくとされています。 心を開いてポジティブな人間関係を迎え入れる準備になります。
おすすめのタイミング:朝起きたとき、新しい環境に入る前に。朝起きたとき、新しい環境に入る前に。
毎日楽しく過ごせて幸せです
幸せな未来を“今ここ”で先取りする言霊です。「私は幸せ」と言い切ることで、潜在意識がそれにふさわしい状況を現実に引き寄せ始めます。 嫌な人の存在に振り回されない自分を作る第一歩にもなります。
おすすめのタイミング:気分が落ち込んでいる朝、ネガティブな感情に支配されそうなときに。気分が落ち込んでいる朝、ネガティブな感情に支配されそうなときに。
悪縁を切ることができました
すでに縁が切れたと“言い切る”この言葉には、現実を引き寄せる強い力があります。過去のしがらみを断ち切ると自分で決めたとき、この言霊が強力な後押しになります。 唱えることで、気持ちにも行動にも自信が持てるようになります。
おすすめのタイミング:縁を切る決意を固めた日、行動を起こした直後など。縁を切る決意を固めた日、行動を起こした直後など。
まじない以外の方法で悪縁を断ち切る
縁切り神社
安井金比羅宮(京都府)

安井金比羅宮は、京都・東山に鎮座する全国屈指の縁切り神社です。創建は飛鳥時代と伝えられ、主祭神の崇徳天皇は、不遇の最期を迎えたことから「怨みや執着を断ち切る力」を持つ神として信仰されています。特に人間関係・病気・悪習慣など、あらゆる“悪縁”を断ち、良縁を結ぶ神社として名高く、国内外から多くの参拝者が訪れます。
境内にある「縁切り縁結び碑」は、願いを書いた形代(かたしろ)を碑に貼り、中央の穴をくぐることで悪縁を切り、良縁を呼び込むという独特の儀式が行えます。人目を気にせず真剣に願いを込められる雰囲気と、実際に“効いた”との口コミも多く、まさに“縁切りの聖地”とも言える存在です。
縁切榎(東京都板橋区)

縁切榎(えんきりえのき)は、東京都板橋区にある歴史ある縁切りのスポットです。江戸時代には「この木の下を通った女性とは縁が切れる」と信じられ、大名家が婚約破棄の際に花嫁行列をわざわざこの前を通らせたという逸話が残っています。現在は木そのものは枯れていますが、霊力を受け継ぐ御神木と石碑が大切に祀られています。
参拝方法はとても静かでシンプル。願いを書いた紙を納め箱に奉納する形で、恋愛・職場・病気・依存など、あらゆる“断ちたい縁”に対応してくれるといわれています。人通りも少なく、ひっそりと訪れたい人には特におすすめの場所です。江戸時代から「縁切りの木」として有名。現在は石碑と榎の御神木が祀られており、願いを書いた紙を奉納することで縁切り祈願ができます。人目につきにくく、静かにお参りしたい方に人気です。
パワーストーン
アメジスト

紫色の美しい石で、古代から癒しと浄化の力を持つとされます。怒りや嫉妬、不安といった感情を静め、心を落ち着かせるのに最適。職場のストレスや感情の起伏を和らげたい方におすすめです。
オブシディアン

黒曜石とも呼ばれ、非常に強い魔除けと浄化作用を持つ石。負のエネルギーを跳ね返し、不要な縁や執着を断ち切るサポートをしてくれます。悪縁に囲まれていると感じたらこの石を。
プレナイト

薄い黄緑色の透明感ある石で、“手放しの石”とも呼ばれます。執着心や腐れ縁を優しく断ち切る作用があり、特に人間関係での“ズルズル”を断ちたい人に効果的です。
マラカイト

鮮やかな緑色の石で、強い邪気払いと癒しの力を併せ持ちます。対人関係で疲弊した心を浄化し、良縁を招き入れる準備を整えてくれる存在です。感情に飲み込まれそうなときに。
カイヤナイト

深い青色が特徴の石で、依存や執着を断ち切る鋭い波動を持ちます。冷静な判断力を与えてくれるため、関係を断つかどうか迷っている人にも向いています。自立を促すサポートにも。
アイオライト

すみれ色のやさしい光を放つ石で、“羅針盤の石”とも呼ばれます。自分にとって必要な縁かどうかを見極める直感力を高め、迷いを晴らしてくれる存在です。新たな道を進みたいときに。迷いを晴らし、決断を助けてくれる石。縁を切るべきか悩んだときの心の支えになります。
護符

護符は、神仏の力を宿した「願いのカタチ」として、あなたを守り導く存在です。紙に経文や神仏の姿が記され、身につけることで災厄や悪縁から守ってくれるとされています。神社で授与されるものから、霊能者による個別制作まであり、近年はネットで入手できるものも増えています。特に「縁切り専用護符」は、不要な人間関係を遠ざけるために強いサポートを与えてくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では、職場で嫌な人との関係を断ち切るための様々な方法をご紹介しました。本サイトでは、今回のようなまじない以外にも、日本の縁起や文化にまつわる興味深いテーマを幅広く紹介しています。もし興味のある方は、ぜひほかの記事もご覧になってみてください。
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