1. 日本画

  2. 庭園

  3. 抹茶

  4. 宗教

  5. 外交

  6. 建築

  7. 花魁

  1. 飛鳥時代

  2. 古墳時代

  3. 弥生時代

  4. 縄文時代

  5. 旧石器時代

  1. 東京

  2. 大阪

  3. 鎌倉

  4. 京都

  1. めぐみやの護符は効果ある?口コミ・体験談・価格・購入方法を徹底解説!

  2. 東京の知られざる処刑場5選|小塚原・鈴ヶ森・伝馬町…江戸の闇を今に伝える死者の地

  3. 京都の知られざる処刑場と死者の地7選|粟田口・三条河原・六条河原ほか、封印された歴史の舞台…

  4. 【注意喚起】持ち塩は逆効果になることも?|運気を下げないための正しい使い方とNG行動

  5. 【徹底解説】持ち塩の効果とは?不運が続くあなたに贈る日本古来の“お守り塩”の力

  6. 【保存版】寝室に置くと魔除けになる置物7選|安心と安眠をもたらす日本の伝統アイテム

  7. 【完全保存版】玄関に置いて魔除けになる置物7選|日本の伝統と効果を詳しく解説

  8. 塩の魔除け効果とは?神話と科学でわかる驚きの力

  9. なぜ塩が魔除けになるのか?日本文化に根づく塩の意味と使い方

  10. 【最強厄除け神社】関東で厄除けの効果絶大な神社10選|歴史あるパワースポットで運気をリセッ…

  11. 【最強厄除け神社】埼玉で効果絶大と評判の神社10選|2025年最新版!

  12. 【最強厄除け】京都で効果絶大と話題の神社10選|厄年・不運に本気で効くご利益スポット

幽霊

日本の幽霊にはなぜ足がないのか?

皆さん、日本の幽霊に足がない理由をご存じでしょうか?今まで当たり前に足がないことを当たり前に受け入れてきたかもしれませんが、言われてみれば一体なぜ足がないのか不思議ですよね。ろくろ首や河童、天狗など妖怪には足はありますし、海外の幽霊やゾンビには足があります。ハリーポッターの映画に登場するゴーストを見てもらえば足があることがわかります。

一体なぜ日本の幽霊には足がないのでしょうか。今回は日本の幽霊に足がない理由を紹介していきます。

江戸時代に円山応挙が描いた足がない幽霊画が流行したから

画像引用: 久渡寺公式HP

日本で足がない幽霊が流行った原因として最も有力なのが江戸時代の天才絵師・円山応挙(まるやまおうきょ)が描いた足がない幽霊画といわれています。この半透明で足がないにもかかわらず幽霊として美しく描かれているギャップは当時の人々に衝撃を与え大人気となり、最終的には国宝になっています。

この絵はもともと弘前藩家老森岡主膳元徳が相次いで亡くした妻と妾を供養するために久渡寺に絵を贈呈したいと円山応挙に依頼したことから始まります。亡くなった妻と妾を供養するための絵として円山応挙は幽霊を描くことにしました。当時は反魂香という、その香を焚くと亡くなった人の魂が帰ってくるという伝説上のお香があることが知られていました。お香を焚いた際に身体の下の方が煙で隠れてしまうことを円山応挙はイメージしたため足を描かなかったと言われています。あるいは夢で幽霊が出てきてしてしまい、慌てて書いたから足が描けなかったとも言われています。

なぜ幽霊画が流行ったのか

それでは一体何故幽霊画が流行ったのでしょうか。円山応挙が描いた足がない幽霊画をきっかけに数多くの幽霊画が流行することになります。幽霊画が流行った理由は二つあると考えられています。

一つ目が死者を供養するためです。円山応挙が実際に供養のために描いたように死者である幽霊の絵画は現世に生きる人たちと亡くなった死者たちを繋ぐ接点でもありました。幽霊画は描かれている亡くなった人たちを思い出して懐かしむ盆供養の場でもあったのです。そのような背景で円山応挙が実際に描いて贈呈したように、数多くの寺院で幽霊画が飾られることになりました。

2つ目は縁起物として描かれていましたからです。当時幽霊画はかなり珍しくインパクトがある絵画だったので、幽霊画を生で見たい人々が数多くいました。そうした当時の人々の深層心理を利用して幽霊画をお店に飾ることで人々が殺到し、商売繁盛につながったと言われています。また幽霊画が飾られていることで泥棒も縁起が悪いと感じて金銭や商品が盗まれることが減ったと言われています。お客さんを引き付け、泥棒を遠ざける。このような商売繁盛の縁起物として幽霊画は飾られていたケースもありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本の幽霊に足がない理由を紹介していきました。円山応挙が反魂香による影響や急いでいたかで足がない幽霊を描き始めたことがきっかけでした。また幽霊画は非常に人気で死者を思い出して懐かしむ場として機能したり、商売繁盛のためにも機能していました。このようになぜ幽霊に足がないのかという疑問一つで当時の人々の様々な心理や文化まで見ることができました。こうして歴史の疑問を紐解いていくことの楽しみが少しでも伝われば幸いです。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

カテゴリー